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アムゼルくんの世界 Die Welt des Amselchens 

道具遊びをこえて


車(オートモビル)、腕時計、カメラ、これが男のモノ愛玩趣味の対象ベスト3であろうと思う。

いずれもメカニックで、形とデザイン、機能が男たち(多分男性の方が女性よりその傾向が強いだろう)の関心をひきつける。

なかでは、車が一番高価であろうが、それゆえプレステージ・シンボルもからんで、もっとも一般的な関心を喚起するものであろうか。

これは移動の道具であるが、それ以上の表徴(記号性)がある。

腕時計も、文字通り「時を計る」道具ではあるが、いささか車と似通った「意味」があるように思われる。

これらについての検証は、ここではエポケーすることにしておこう。話を簡単にするためである。

さて、カメラである。

フィルム時代のカメラは、いまのデジタル・カメラより、もっと車や時計にちかいモノであったような気がする。

しかし、デジタル時代となって、むしろ家電化していることは、みなさんご承知のとおりであろう。

あえていってみれば、PC周辺機器に数えられるかも知れない。

PC抜きのデジタル・カメラはどうにも考えにくいからだ。その面では、カメラはPCに大きく依存している。

統計をみたわけではないが、さっするところ、カメラのPC家電化、PC周辺機器化により、PC大好き少年少女が、カメラの世界に大挙参入しているのではないか?


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まあ、それはそれでよい。

ここで指摘しておきたいのは、モノとしての愛玩の対象としてのカメラの意味が以前よりは薄れ、むしろ機能に重点を置いた道具としての独立性が高まっている、とわたしには思えるのだが、諸氏諸嬢のご意見はいかがであろうか?

フィルム時代のカメラを持ち出して、空シャッターを押す男たちの気持ちは痛いほど心に沁みて理解できるのだ。そこには、機能性よりモノ自体へのエロスの炎が燃立っているのだ。

しかし、わたしはその思いをぐっとおさえこんで、道具の機能性にだけ注目してカメラに向きあいたい、と考えているのだが・・・

<つづく>
by amselchen | 2008-06-26 04:05 | ZD1442