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アムゼルくんの世界 Die Welt des Amselchens 

【FG-20】 修繕復活

前回述べたように放置期間が長かったためか

FG-20のモルトプレーンが加水分解し、裏蓋がしっかり閉まらず

露光してしまうことに気付いたのは再使用し始めて一年以上たったころだった。

一年ほど、裏蓋がどうも、とは当然知っていたが露光までは至らなかったのである。

それ以前に、Ai 35mm F2.8Sのヘリコイドがスカスカになってしまっておることには気づいており、

FG-20にはNikon Series E 50㎜ F1.8を装着して撮影していた。

しかし、AF Nikkor 50㎜F1.8Dを入手した際、前後して手放してしまった。

50㎜F1.8Dは絞り環があるのでMF機にも使えるから、という理由であったが、

今は後悔している。

実はその後、FG-20に50㎜F1.8Dを装着したことはなくこの秋初めて使用してみたのである。

以下がそのイメージだが




写りの方向が異なるからSeries E 50㎜ F1.8も(あるいは同型の Ai 50mm F1.8)必要なのだ。

そしてパンケーキとまではいえぬが、今川焼(あるいは太鼓焼き)レンズとはいえるSeries E 50㎜ F1.8の小型軽量さが好ましい。

えっと、話がそれているので凹、FG-20の不良な件に戻る。

露光するのでは遺憾なので使用を控えていたが、やはりこのカメラには愛着がある。

そこで修理に出すことにした。

手先の器用な方は、モルトプレーンの貼り替えくらいはご自分でなさるのだろうが

こっちは不器用なうえに癇癪持ちでそういう作業には小学生のころから一切向いていない。

ついては、以前Leica CLの距離計を修理してもらった店に

Ai 35mm F2.8Sともども修理に出したのである。

見積もり段階で、その修理費はあらたに中古品を購入するより割高なことは知っていた。

しかし、なにしろ個人的に歴史と由緒ある器材である故あえてそのまま修理となった。

結果は上々、実に満足のゆく仕上がりで、ドイツの職人もやはりエライのであると再確認したのであった。



めでたしめでたし~♪

こうして修理後の最初の一本を50㎜F1.8Dを装着して撮り終えた。

次回は、しっとりとしたヘリコイドになって戻ってきたAi 35mm F2.8Sを使おう♪








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Fluidr <Amselchen>







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by amselchen | 2014-01-05 07:21 | AF Nikkor 50/1.8D