志向性について
カメラをはじめて気づいたこと、それは見えるものではなく、見るものを写す、ということだった。
世界を切り取る、といっても同じ。そして見るものを写し取るとは、わたしにとっての世界を定義するにひとしい、と以前にも述べておいた。
そして、できれば美しい世界を定義したい。
いや、美しいものとして世界を定義する、というべきか?
あるいは、美しいものへの志向性をつねにもつ、といってもよい。
写真としては、美しいもの以外へ焦点をあてる行為があってもいい。それは否定しない。
撮影とは、じつに個人的な営為であること、他の人間行為と同様だからである。
ただ、わたしがわたしの世界を定義するのだ。
ううむ、今夜はほれぼれするほど、かっこよく決まったわい、むふふふ・・・・
by amselchen
| 2008-07-02 06:33
| ZD1442