デ・キリコな夕暮れをFOVEONで
鎌倉の近代美術館で「デ・キリコ展」が開催されたのは、たしか
昭和四十八年だったか・・・・
そのころは都下町田市に住んでいたので
小田急と江ノ電を乗り継いで出かけた。
で、吃驚したのは、どの画も小型だったことと
思いがけず立体的だったことだ。
人のいない街角を長い影を引いて輪っかをころがしながら駆けてゆく少女
あの画があったかどうか今やもう記憶が定かではない。
いまはドイツに住む身となったが、州都である隣の街の美術館では
ポール・クレーやマックス・エルンストなどと一緒に
デ・キリコが常設展示である。
しかしそうなるとけっきょく足が向かない。
いつでも見られから、という理由なのである凹
あるいはあの時の印象があまりに強すぎたのか・・・
いずれにせよ、デ・キリコはわたしの最も好きな画家のひとりである。
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by amselchen
| 2012-06-06 05:59
| EX 30/1.4 HSM